大気環境
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光化学オキシダント
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光化学オキシダントとは?
光化学オキシダントとは、自動車からの排気ガスや工場からの煙に含まれる窒素酸化物や炭化水素が、太陽からの紫外線により光化学反応を起こして発生する酸性の物質のことを言います。
有害物質であるため、濃度が濃くなると人体に悪い影響を及ぼす場合があります。
光化学オキシダントは4月から10月にかけての日差しが強くて気温の高い、風の弱い日に発生します。
また、この光化学オキシダントの濃度が高くなると、空に白いモヤがかかったような状態になります。
これを「光化学スモッグ」と言います。※こんな日には注意が必要です!
・日差しが強い
・風が弱い
・気温が高い
上記のような日は光化学反応が起こりやすくなるため、光化学オキシダントに注意しましょう。光化学オキシダントが発生した場合の症状
光化学オキシダントが発生した際には、次のような症状が出る場合があります。
- のどが痛くなる
- 目がチカチカする、痛む
- せきがでる
- 息苦しい
- 頭が痛い
特に、アレルギーを持っている人は注意が必要です。
アレルギー性の結膜炎や喘息などの持病をお持ちの方は症状が悪化する可能性があるので、持病のない人よりも注意を払う必要があります。光化学オキシダントが発生したら
- 屋外での激しい運動はさけましょう。
- 窓を閉めて、なるべく室内ですごしましょう。
- 目やのどが痛くなったら、水で洗い流しましょう。
- 頭が痛くなったり、息苦しくなったら日かげや室内で休みましょう。
- 自動車の使用は控えるようご協力ください。
- 工場、事業場の方は排ガスの減少にご協力ください。
- 洗濯物は外に干しても問題ありません。
黄砂のような粉塵とは違い有毒ガスであるため、市販のマスクではあまり効果がありません。
最も効果的な対策は屋内にいることです、発令されたらなるべく外に出ないようにしましょう。注意報・警報の発令情報について
光化学オキシダント注意報・警報は、福岡県より発令されます。
小郡市で注意報・警報が発令された場合、HP、SNS、防災行政無線でもお知らせいたします。
◆防災メール・まもるくんホームページ(外部リンク)
福岡県では、災害情報メール配信システム『防災メール・まもるくん』を運用しています。
このシステムは、電子メールにて、災害情報などを登録者に一斉にメール配信するシステムで、携帯電話、パソコン等電子メールが利用可能な端末で利用できます。
防災メール・まもるくんでは、光化学オキシダントだけでなく、台風や大雨、地震等の災害情報を配信しています。 なお、防災メール・まもるくんは登録無料です。
災害情報の伝達をより効率的に行うため、ぜひ登録をよろしくお願いします。◆福岡県公式LINE(外部リンク)
LINEの県公式アカウントでも情報発信しています。ぜひ活用ください。発令基準について
光化学オキシダントの濃度に応じて、以下の通り発令されます。
(注意報)
基準測定点において、濃度が0.12ppm以上であり、気象条件から見てその状態が継続すると考えられるとき。
(警報)
基準測定点において、濃度が0.24ppm以上であり、気象条件から見てその状態が継続すると考えられるとき。
(重大警報)
基準測定点において、濃度が0.40ppm以上であり、気象条件から見てその状態が継続すると考えられるとき。問い合わせ先
小郡市生活環境課環境係 (電話:0942-72-2111 内線152・153)
福岡県北筑後保健福祉環境事務所(電話:0942-30-1058)
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微小粒子状物質(PM2.5)
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微小粒子状物質(PM2.5)とは
微小粒子状物質(PM2.5)は、大気中に浮遊している2.5μm(マイクロメートル:1μmは1ミリメートルの1000分の1)以下の小さな粒子のことで、環境省が従来から環境基準を定めて対策を進めてきた浮遊粒子状物質(SPM:10μm以下の粒子)よりも小さな粒子です。PM2.5は非常に小さいため(髪の毛の太さの30分の1程度)、肺の奥深くまで入りやすく、呼吸系への影響に加え、循環器系への影響が心配されています。
発生源としては、ボイラー、焼却炉などのばい煙を発生する施設、コークス炉、鉱物の堆積場等の粉じんを発生する施設、自動車、船舶、航空機等、人為起源のもの、さらには、土壌、海洋、火山等の自然起源のものもあります。◎小郡市(測定局:筑後小郡)のPM2.5の速報値 福岡県ホームページ「福岡県の大気環境情報」
≫ 微小粒子状物質(PM2.5)に関するよくある質問(環境省)(PDF:39KB)
微小粒子状物質(PM2.5)の注意喚起について
環境省の「微小粒子状物質(PM2.5)に関する専門家会合」が示したPM2.5に関する注意喚起の暫定的指針に基づき、福岡県では、平成25年3月9日からPM2.5の注意喚起の判断を行っていますが、このたび、環境省において、「微小粒子状物質(PM2.5)に関する『注意喚起のための暫定的な指針』に係る判断方法の改善について」が取りまとめられました。
これに伴い、福岡県では、12月6日から従来の午前の早い時間(午前8時頃)での判断に加え、午後の早い時間(午後1時頃)にも注意喚起の判断を行うことになりました。
注意喚起のための暫定指針値
日平均値 70μg/㎥(1立方メートル当たり70マイクログラム)
1マイクログラムは1グラムの1000分の1
【参考】
環境基準:年平均値15μg/㎥以下かつ日平均値35μg/㎥以下であること。
注意喚起時の行動の目安
注意喚起時には、以下を目安に行動してください。- 不要不急の外出や屋外での長時間の激しい運動をできるだけ減らす。
- 換気や窓の開閉を最小限にし、屋内への外気の侵入をできるだけ少なくする。
注意喚起の方法
1.注意喚起が行われる区域
県内4区域(北九州地区、福岡地区、筑後地区、筑豊地区)について、地域ごとに注意喚起が実施されます。
2.注意喚起の判断方法
次の2段階で注意喚起を行います。- 午前の早い時間での判断〔従来から変更ありません。〕
各地域のPM2.5測定局のうち、1測定局であっても、午前5時から7時までの1時間値の平均値が85μg/㎥を超えた場合は、暫定指針値(70μg/㎥)を超えると予測して、午前8時をめどに、地域ごとに注意喚起が実施されます。 - 午後の早い時間での判断〔新たに追加されました。〕
各地域のPM2.5測定局のうち、1測定局であっても、午前5時から12時までの1時間値の平均値が80μg/㎥を超えた場合は、暫定指針値(70μg/㎥)を超えると予測して、午後1時をめどに、地域ごとに注意喚起が実施されます。
3.注意喚起の配信方法
- 本市ホームページのトップページに注意喚起情報を掲載します。
- 防災メール「まもるくん」から、注意喚起情報を受信することができます。
- 福岡県から報道機関(テレビ、ラジオ等)へ情報提供が行われます。
このページに関するお問い合わせ
小郡市役所 生活環境課 環境係
〒838-0198 小郡市小郡255番地1(南別館1階)
電話:0942-72-2111(代表) / ファクス:0942-72-2131
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