小郡市の農業政策
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現況と課題
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農業は、本市の基幹産業として、農業に適した平坦な土地、温暖な気候、良好な土壌、恵まれた農業用水などの自然条件を背景に営まれてきました。
しかし、近年における農業を取り巻く環境は、食生活の多様化、農産物需給の不均衡、価格の低迷などを始めとして、農業就業人口の減少、農業従事者の高齢化や農産物輸入自由化の外圧も加わり厳しい情勢下にあります。
そこで、農業の振興のために、農地の集団化や組織的な農作業を展開する集落営農を組織し、促進するなど、担い手不足の解消に取り組んでいます。
ほ場整備は、水田農業モデルほ場整備促進事業により大半が完了しています。
また、農村の環境整備や後継者の確保をはじめ、農家の安定的な所得の確保、環境に配慮した農業づくり、農地流動化が進展するなかでの土地利用計画における位置づけとその整合性など、様々な課題への取り組みも必要になっています。
市内57か所のため池は、一部に施設の老朽化や周辺地域の宅地化による水質の汚濁など環境の悪化が見られ、農業用施設としての整備や水質浄化などが課題となっています。
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基本目標
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優良農地の保全、農地の有効利用、非農用地的土地利用との計画的な調整を行いながら、農業の持つ物質循環機能を生かし、環境にやさしい都市近郊型農業を進めるとともに、国際化時代に対応できる農業の持続的発展を目指します。
また、将来的な農業生産の維持を図るためには、農業の担い手の確保・育成、安心して農業に従事できる諸条件の整備および農村地域における生活環境整備などに努め、農村の活性化を目指します。
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人・農地プラン(地域農業マスタープラン)の作成について
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国においては、地域農業における農業者の高齢化や後継者不足、耕作放棄地の増加などの「人と農地 の問題」を解決するため、各地域・集落における合意形成をもとに新規就農者の増加及び農地集積を促す「人・農地プラン」を作成することとしています。
市では、人と農地について問題のある地域について、本プラン作成のため、農業関係機関とともに対象農業者に支援・助言をして参ります。なお、作成したプランは必要に応じて随時見直しを行うことができます。人・農地プラン(地域農業マスタープラン)作成のメリット
作成した「人・農地プラン」に位置づけられることにより、「青年就農給付金(経営開始型)」、「農地中間管理機構を通じた農地の貸借」、「スーパーL資金の当初5年間無利子化」といった支援を受けることができます。
一般的なプラン作りの考え方や手順、作成例については、下記ホームページをご参照ください。
≫ 人・農地プラン(地域農業マスタープラン)について【農林水産省ホームページ】【外部リンク】
各事業の内容について- 農業次世代人材投資事業(旧青年就農給付金)について
≫ 参考:農業次世代人材投資事業(旧青年就農給付金)【農林水産省ホームページ】【外部リンク】 - スーパーL資金の金利負担軽減措置について
≫ 参考:スーパーL資金の金利負担軽減措置について【農林水産省ホームページ】【外部リンク】 - 農地中間管理機構について
≫ 参考:農地中間管理機構(農地集積バンク)について【農林水産省ホームページ】【外部リンク】
- 農業次世代人材投資事業(旧青年就農給付金)について
このページに関するお問い合わせ
小郡市役所 農業振興課 農政係
〒838-0198 小郡市小郡255番地1(南別館2階)
電話:0942-72-2111(代表) / ファクス:0942-72-9745
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