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更新日: 2019年1月16日

寺福童遺跡出土銅戈及び銅戈埋納遺構切取資料9口及び1点(県指定有形文化財)

寺福童遺跡出土銅戈及び銅戈埋納遺構切取資料9口及び1点(県指定有形文化財)
寺福童遺跡出土銅戈及び銅戈埋納遺構切取資料9口及び1点(県指定有形文化財)
17.寺福童遺跡出土銅戈及び銅戈埋納遺構切取資料9口及び1点(県指定有形文化財)

 寺福童遺跡は、弥生時代後期の墓域の代表例として古くから紹介される学史的に著名な遺跡です。
 2016年に福岡県指定文化財となった9口の銅戈は、2004年の発掘調査で発見されました。見つかった際の銅戈の状態が非常にもろかったことから、銅戈を埋納していた遺構ごと発掘現場から切り取り、室内で慎重な調査を行いました。その結果、9口まとまって入る程の大きさの穴の中に、7口の銅戈は切先を南西、2口の銅戈は北西に向けて、直接土の中に1本ずつ丁寧に埋納されていることがわかりました。また、銅戈が埋納されている穴を詳細に観察すると、数回銅戈を取り出した可能性があること、刃を立てた姿勢を維持するために工夫していることもわかりました。銅戈はもちろん、埋納された状態がわかる現地より切取った銅戈埋納遺構も大変貴重であることから、ともに県の文化財に指定されました。
 この銅戈と同時代の遺構は周辺からは発見されておらず、弥生時代の青銅器は人里離れた場所に埋納されることが多いという傾向をよく表しています。

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