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更新日: 2019年1月15日

棰(たるき)先瓦(県指定有形文化財資料)

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5. 棰(たるき)先瓦(県指定有形文化財資料)

 福岡県指定有形文化財「棰先瓦(たるきさきがわら)」は、古代寺院井上廃寺(いのうえはいじ)の寺域内で採集された瓦です。1959年、県立三井高校に保管されていた円形の瓦が、九州大学考古学研究室に持ち込まれて一躍注目を浴びることになりました。
 棰先瓦とは屋根の軒先に向かう垂木(たるき)の先端部に取り付ける瓦で、当時九州では初めて発見された資料でした。
 この瓦は表面の蓮華文様(れんげもんよう)が奈良県山田寺跡で出土したものと同じ系譜であることから、「山田寺系」と呼ばれています。円形と方形の2種類があり、円形のものはさらに大小二つに分けられます。いずれも蓮華文様は重弁(じゅうべん)と呼ばれる二重の花弁です。これらの瓦は、上岩田遺跡の金堂周辺で出土したものと同じ種類で、678年の筑紫国地震で金堂が倒壊した後に、場所を移して再利用したものと考えられています。

▼指定文化財を音声で案内します
(※音声データの著作権は小郡市教育委員会に帰属します。)

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English

5. Tarukisaki tiles

 In 1959, many old tiles found in a village and stored in a high school were brought to archaeologists and turned out to be valuable as no tile of the same type had ever been found in Kyusyu. The tiles also proved that a temple had existed in the village in ancient times. The tiles are special tiles called Tarukisaki tiles and are put at the edges of a roof. The shapes are round and square, and a lotus flower is formed on the surface. The tiles are thought to have been used in the ancient temple in Kamiiwata national historic site. Then, when the temple collapsed in the big earthquake in 678, they were reused in the temple existed in the village, where they were subsequently found. They have been designated a cultural property by Fukuoka prefecture.

한글

5. 서까래기와

 이 기와들은 고대 사원 안에서 수집되어 이 지역의 고등학교에서 보관하고 있었습니다.
 이 기와들이 주목을 받기 시작한 것은 대학 연구실로 가지고 온 1959년입니다.
 서까래기와 는 지붕 선단에 다는 것으로 당시 규슈에서 처음으로 발견된 자료였습니다.
 표면은 연꽃무늬로 겹꽃이라는 이중꽃잎입니다. 원형과 사각형의 2종류가 있으며 원형의 크기는 크고 작은 것 두 종류입니다. 이 기와들은 카미이와타 유적의 금당에서 출토된 것과 같은 종류로 678년에 일어난 지진으로 금당이 무너진 후 이 곳으로 장소를 옮겨 다시 이용했으리라 추측하고 있습니다.


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小郡市役所 文化財課 文化財係
〒838-0106 小郡市三沢5147番地3(小郡市埋蔵文化財調査センター内)
電話:0942-75-7555(直通) / ファクス:0942-75-2777
メール:メールでのお問い合わせはこちらから

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