新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが本日（5月8日）、「5類」へと移行されました。これにより、法により行政がさまざまな要請を行ってきたことから、個人の判断を基本とした対応に変わることになります。また、WHO（世界保健機関）も、新型コロナ緊急事態宣言の終了を発表しました。
　まず、市民のみなさんに、これまで3年余りにわたり、多大なるご協力をいただきましたことに、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

 　小郡市では、施設使用などをコロナ前の状況にすでに戻しています。マスクの使用については、すでに先月個人の判断とされていますが、「5類」移行を受けて、市役所の職員は業務中において個人の判断としています。また、小中学校においても、児童生徒、教職員は新学期よりマスクの着用を求めないことを基本としています。
　手指の消毒については、衛生上好ましいと考え、手指消毒ができるように継続している施設もあります。

　令和5年度のワクチン追加接種については、高齢者などを対象に始め、9月からは5歳以上を対象に広げ、来年3月まで無料で受けられます。なお、接種については、国は今年度から、「努力義務」を重症化リスクが高い人に限定し、健康な方に対しては推奨の度合いを引き下げています。ワクチンの効果と副反応のリスクの両方をご理解いただいた上で、接種を受けるかどうかご検討ください。
　
　高齢者や基礎疾患がある方の家族やお近くの方など、引き続き、感染予防のさまざまな配慮をお願いします。

　新型コロナ感染の疑いのある方の対応は医療機関が限られていましたが、国は、今後幅広い医療機関による対応を目指すとしています。小郡三井医師会の医療機関での対応については、小郡市からも適宜情報をお伝えしてまいります。それまでは、スムーズな受診のために、各医療機関に電話による事前の問い合わせをしていただくことをお勧めします。

　「5類」移行を日常生活や活動を取り戻す契機としていきましょう。感染を恐れて控えていた外出や運動、交流の機会を作り、バランスの良い食事、質の高い睡眠に気をつけていただき、ストレスから解放され、病気に負けない免疫力を高める生活を目指していきましょう。
　コロナ禍で学んだ教訓、家族や地域社会とのつながりの大切さ、地域を支える事業者の事業継続の大切さなどを生かし、誰もが安心して暮らせる社会づくりにとりくんでいきましょう。

　　　令和5年5月8日
　　　小郡市長　加地良光