マッスルスーツ®を活用した取組
【小郡市・東京理科大学・九州医療専門学校による共同研究】
マッスルスーツ®を活用したフレイル予防の取り組み
市は、東京理科大学工学部(東京都葛飾区)・小林宏教授が開発した、介護や建設現場等での腰の負担軽減に役立つパワーアシストスーツ「マッスルスーツ®」を活用し、フレイル(※1)予防に活かす取組みについて、令和2年1月24日に共同研究を締結しています。
自己流の運動では腰を痛める場合もありますが、マッスルスーツ®では空気圧を利用した人工筋肉により安全にエクササイズを行うことができるため、新型コロナ禍に配慮しながら、まずは各校区コミュニティセンター職員が体験し、アンケートを実施し、取組みの課題を検証してきました。
ロコモ度判定でも、40~50代、あるいはそれより若い方でも腰痛等の困難を抱えており、また、終日座ったまま仕事をすることで、体幹(インナーマッスル)が衰えている市職員も多いことから、今度は市職員9名にマッスルスーツ®を貸出し、朝・夕5分程度のエクササイズを20日間実施しました。
フレイル予防への効果や事前事後の変化をTANITA(タニタ)の運動機能測定・体組成測定やアンケート、動画解析により検証しました。
その後、市商工会(青年部)にも協力いただき、市職員と同様に、マッスルスーツ®を貸出し、検証を行っていただいており、アンケートでは疲労、睡眠が改善、タニタの体組成計でも、筋肉量、SMI値が改善、立ち上がり時の動作解析では体幹傾針角に改善が見られました。
※1 フレイル
加齢に伴う筋肉量の減少・低栄養・口腔機能低下により健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体的機能や認知機能の低下が見られ、低活動になり、要介護状態に陥りやすい状態のこと。
報告書(小郡市・東京理科大学・九州医療専門学校による共同研究)(PDF:415KB)
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