Gender Equality(広報おごおり)
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広報おごおり6月号 vol.727(令和7年6月2日発行)掲載記事
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内閣府男女共同参画局は、「男女共同参画社会基本法」が成立した6月23日から1週間を男女共同参画週間としています。今年は「誰でも、どこでも、自分らしく」をキャッチフレーズに、さまざまな取り組みを通じ、男女共同参画社会基本法の目的や基本理念について理解を深めることをめざしています。
市は、これに併せて広報おごおり6月号にGender Equality「未来を担う女性たちへ~STEM分野で活躍する女性が伝えたいこと~」(内部リンク)を掲載しました。STEM分野で活躍する大路さんのお話で、広報紙面に掲載しきれなかったお話をこちらに掲載します。広報おごおりと併せてぜひご覧ください。
マツダ株式会社 技術研究所大路 美和子さん・小郡市立大原中学校出身・広島大学工学部電気電子学科を卒業後、2002年4月にマツダ株式会社に入社し、技術・研究者として活躍・高校、中学、小学生の子ども3人を育てるワーキングマザーーー大路さんの通った高校は理系の女子生徒も多かったのですね。
そうなんです。高校時代に物理をよく教えてくれたのも女子の友達でした。その友達は物理がとても得意で、大学は熊本大学理学部に進み、高校の物理の先生になりました。他の女子生徒も建築士やWebデザイナーなど、目標をかなえてステム分野で活躍している同級生が多くいます。
高校は自主性を重んじてくれるだけでなく、個性的な先生方から理系科目を含め学ぶことの楽しさを教えてもらえたところもよかったです。そういう環境だったので、高校時代はステム分野の大学や業界に女性が少ないなんて考えもしなかったです。
ーー大路さんが就職活動をされていた頃、マツダが理工系の女性採用を進めていた背景を教えてください。
マツダでは、1996年から2003年までの期間、米国の自動車メーカー・フォードから来た米国人や英国人、オーストラリア人が社長を務めていました。その時の社長がみんな、会議の場が男性ばかりである現状に驚いたそうです。そこから女性登用を含めた人材開発の多様化が進んでいきました。私が就職した2002年は女性登用推進が始まって数年たっていて、マツダ単体での女性社員比率は6.1%(※)でした。2025年は10.5%(※)となり、人材の多様化を進めるための取り組みにより少しずつ改善しています。
※女性社員比率:非正規職員や他社からの受け入れを除いた数字
ーー人材の多様化を進めるための取り組みとは、具体的にはどのようなものですか。
マツダは多様な人材が活躍できる職場環境を整え、イノベーションや競争力の向上を図っています。具体的には、柔軟な働き方の導入、キャリア開発と教育、女性の活躍推進、障がい者の雇用と活躍促進やバリアフリーな職場環境の整備などがあります。私自身も育児休職、時短勤務などを利用して、実家から離れた地で両親の援助が少ない中、子育てをしながら仕事を続けることができています。
また自動車の製造業というと、工場での部品製造や組み立て作業をイメージしがちですが、マツダでは、MBR(モデルベース研究)・MBD(モデルベース開発)プロセスを基にした机上検討による効率的な研究開発、生産を進めており、車両の性能評価や組み付けなどの生産性評価などを実際に作業することなく、パソコン上でのシミュレーション技術を用いて検討することが可能です。このシミュレーション技術は、体力面を心配することなく時間的な調整がしやすく、在宅でも業務ができることから、子育てや介護などで時間の制約がある人や病気等の理由で出社が困難な人にとっては、働きがいを持って働き続けるためのプラスとなる技術だと感じています。
さらに自動車を作る工程でも、作業性や安全面で女性視点での設計が織り込まれており、女性が働きやすい環境を整えるため、女性専用の作業服や設備を導入しています。福利厚生面に加えて、こういった技術の習得支援や多様な人材への配慮が働きやすさにつながり、多様性を進める取り組みとなっています。
ーー未来を担う子どもたちにメッセージを。
未来あるどもたちには、どんなことにも興味を持ち、少しずつでも視野を広げてほしいと思います。私が子どもの頃は、身近な大人や先生に質問したり、テレビの情報や図書館の本で調べたりすることが多かったのですが、今はインターネットやアプリを使って気軽に自分で調べることができます。
題材は公園の草花や昆虫の名前、好きなスポーツ、ゲームのことなど、なんでも構いません。調べていくうちに新たな発見ができ、自然と興味の幅も広がっていきます。
理系分野と聞くと、数学や理科が頭に浮かび、苦手は人は敬遠しがちですが、職種によって必要な能力はさまざまです。研究開発系では言語やコミュニケーション能力、建築系では芸術的な能力、情報システム系では問題解決能力なども求められます。数学や理科といった専門科目以外にも、自分の得意な能力を活かしながら理系分野で仕事をすることもできると思います。
未来に希望を持って、まずは興味を持った分野への一歩を踏み出してみてください。
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広報おごおり3月号 vol.724(令和6年3月3日発行)掲載記事
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市は、地域活動における男女共同参画を推進していますが、PTAや地域の活動に参加する女性は多いものの、組織の意思決定を行う役員などの責任ある立場には女性の参画が少なく、市の地域活動におけるリーダー的存在「区長」に女性が占める割合はわずか1.6%(62人中1人)で、副区長や役員は15~20%となっています。
この状況を打開するためにはどんなアクションが必要か、現在、美鈴の杜区長として活躍されている松野美雪さんへのインタビュー記事を掲載しましたので、ぜひご覧ください。
Gender Equality「新しいリーダーシップの時代へ~女性登用を自治会の成長につなげる~」(内部リンク)
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広報おごおり11月号 vol.720(令和6年11月1日発行)掲載記事
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内閣府男女共同参画局は、平成13年度の男女共同参画推進本部決定を受けて、毎年11月12日~25日までの2週間、「女性に対する暴力をなくす運動」を実施しています。
市は、これに併せて広報おごおり11月号にGender Equality「身近な『DV』~あなたが相談を受けたら~」(内部リンク)を掲載しました。ぜひ、ご覧ください。
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広報おごおり10月号 vol.719(令和6年10月1日発行)掲載記事
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令和6年8月20日、令和6年度小郡市男女共同参画社会推進審議会を開催しました。第2次小郡男女共同参画計画の令和5年度実施状況について協議し、令和6年度の重点施策が決定されました。
これに併せて広報おごおり10月号にGender Equality「令和6年度小郡市男女共同参画推進重点施策が決定」(内部リンク)を掲載しましたので、ぜひご覧ください。
審議会の概要については小郡市男女共同参画社会推進審議会(内部リンク)をご覧ください。
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広報おごおり8月号 vol.717(令和6年8月1日発行)掲載記事
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保育士は、男女の割合が女性に偏っている職業です。市は、職場や学校、家庭の中の固定的な性別役割分担意識や思い込みを解消し、性別に関わらず、一人ひとりが個性や能力を十分に発揮できるまちづくりを進めています。
広報おごおり8月号では、Gender Equality「『保育士』-あなたが思い浮かべるのは男性?女性?-」(内部リンク)と題して、三国保育所で男性保育士として活躍する穴井さんへのインタビュー記事を掲載しました。ぜひ、ご覧ください。
このページに関するお問い合わせ
小郡市役所 スポーツ課 管理係
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