8月15日(水)戦後73年、不戦の誓いをつなぐ

 福岡県戦没者追悼式が15日、福岡市の県立福岡武道館であり、市を代表して参列してきました。
 平成最後の追悼式には、遺族ら約1000人が参列し、県内9万3000人を超える戦争犠牲者を悼みました。
 追悼式では、遺族代表の金川雅博さんが、生まれて90日目に父が出征したため、父の顔を知らないと話し始め、インパール作戦の激戦地であるミャンマーを訪れ、歩くことさえままならない現地の環境に、戦争の無謀さを感じたといいます。
 同じ時刻に日本武道館で行われた全国戦没者追悼式で、天皇陛下が「深い反省」とともに、「戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致し」と強い思いを述べられました。
 戦争の記憶や平和への思いを伝えるため、福岡の追悼式には、地元の小中高生たち約100人も参列し、中村学園女子高等学校の吉原葵さんは、戦争がない世界を築くために、異文化交流の機会が必要と訴えていました。
 ひとりひとりの思いをつなげ、戦争のない、平和な世界へ!