甘木鉄道第36期定時株主総会が、30日ピーポート甘木で開催されました。
甘木鉄道は、地域住民の通勤・通学などの交通手段として重要な役割を担い、観光や地域活性化の社会基盤となっています。
令和2年度の輸送人員は、前年度に比べて約38万人減の105万人あまりで、運賃収入は、前年度比6,100万円減の1億6,300万円余でした。
新型コロナウイルス感染防止のための緊急事態宣言発出などの影響で、外出自粛、学校の臨時休業、企業の活動縮小、イベント中止など、経営に大きな影響を及ぼしています。
こうした中で、減収に対応するため、国や県の交付金や補助金、沿線自治体からの支援金、基金からの補填など約6,000万円でカバーしています。
税引き前当期純損益は、約1,047万円の赤字、当期純利益は約770万円の赤字となっています。
今年度も新型コロナの影響が続いています。どう乗り越えるかは、沿線自治体で知恵を出し合わなければなりません。