
小郡市と包括連携協定を結んでいる福岡女学院大学の授業の一環として、4日、受講生による小郡市の歴史遺産の視察が行われました。
福岡女学院大学では、「観光まちづくり」をどのように捉えるべきか、小郡市や周辺自治体のあり方を事例に「観光まちづくり論」の講義が行われており、小郡市埋蔵文化財調査センターの職員が講師を務めています。
4日は、大刀洗町の佐々木家、小郡市の旧松崎旅籠油屋、平田家住宅を25人の学生が視察しました。
油屋では、観光資源として人が立ち入ることができるようにするために本来なかった構造(鉄骨や柱など)を加えなくてはならず、忠実な(※)復原とのジレンマがあったこと、そしてそれをあえて分かるように見せるか、それとも背景に溶け込ませるかどうか議論があったことなど、担当者の苦心を紹介していました。
(※元の姿に戻すこと。「復元」は新しく立て直すこと)
歴史遺産をどう活用していくかを考えていくことが課題となる中、大学生の目にどのように映ったか、何を感じたかを、フィードバックしてもらいたいと思います。
福岡女学院大学との連携に感謝です。