5月28日(月)小郡市出身・文学界の偉人を発信しています

 野田宇太郎顕彰会の役員会を、28日生涯学習センターで開きました。 
 昨年度の事業としては、野田宇太郎文学資料館開館30周年の特別企画展「野田宇太郎―激動の時代を駆け抜けた編集者―」、そして、幸田露伴のひ孫にあたる作家・エッセイストの青木奈緒さんによる記念講演会「遠いつながり―小石川の家と野田宇太郎」を行いました。 
 幸田文が父露伴のことを書くという文筆家デビューの後押しをしたことや、下村湖人の「次郎物語」の発掘、三島由紀夫の作品の商業誌初掲載など、日本文学に多大な貢献をされた編集者として、詩人として、また、「文学散歩」の創始者として様々な功績を残した野田宇太郎の出身の地として、もっともっと発信をしていかなければなりません。 
 ことしは、藤村記念堂・森鴎外記念館・博物館明治村の建設、白秋生家の復元、各地の文学碑の建立など、文化財保護と文学顕彰にも力を尽くされたことをテーマに、企画展・講演会を開催する予定です。