5月12日(土)100年、200年後もわかります

 小郡市指定有形文化財の平田家住宅の修復工事が終わったことを記念しての講演会が、12日行われました。
 講演会では、修復の監修をしていただいたNPO法人文化財保存研究室理事長の土田充義鹿児島大学名誉教授が「当時の建設にあたった大工さんの気持ちになり、修復に臨んだ」と話されました。
 また、吉田喜三郎建築士が、住宅の柱が老朽化したところの補強のために家を持ち上げ、はりを基準に水平を取りなおしたことなど、新しく立て直すのと異なり、文化財が建っているままで修復することの大変さを説明してくれました。
 会では、建物の由来や修復の経緯などを刻んだ銅製の銘板を、土田名誉教授から受け取りました。100年、200年経っても、建物のことを伝えてくれる記録となります!
 また、保存整備・活用事業のシンボルマークとして、小郡市の芸術家・松永一夫さんによる、ハゼをモチーフにした5つのロゴ案が示され、来場者による投票も行われました。