4月7日(土)平田家住宅の座敷が復原完成しました

 去年10月に始められた平田家住宅の座敷修復工事が、この度完了し、7日、報告会が行われました。
 おととし、座敷を含め8棟の建物が、小郡市指定有形文化財になり、昨年12月、座敷は8代当主の平田武敏さんから、市に寄贈されました。そして、NPO法人文化財保存工学研究室により、復原工事が始まり、竣工となりました。
 報告会では、前小郡市文化財課職員の片岡宏二さんから、平田家住宅の保存・整備をする経緯が説明されました。そして、平田武敏さんが、先祖への思いから、住宅を大切にしてきたという気持ちを、住宅の思い出とともに語られました。
 その中で、平田家住宅が保存・整備に至った七不思議として、①火災にあわなかった②地震に耐えた③戦災にあわなかった④当主が代々受け継いできた⑤大きく住宅の敷地にかかっていた計画道路が中止になった⑥持ちこまれたマンション開発計画を断ってきた⑦市の有形文化財指定を受けたという点を挙げられていました。
 今後は、どのように活用していくかが大切です。現在、平田家住宅保存整備・活用事業サポーターを募集しています。平田家住宅での講座や見学会、イベントの運営などを手伝ってくれる高校生以上、10人を募集しています。詳しくは、NPO法人文化財保存工学研究室小郡作業所0942(73)1510まで。