10月13日(火)医療現場の実態を聞きました。市長会②

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 福岡県市長会の研修として、福岡徳洲会病院の児玉内科医部長から、「新型コロナウイルス感染症への対応」についての講演を聞きました。


 これまで78人の患者を受け入れてきた徳洲会では、2月から対策本部を立ち上げ、感染症の外来を設置、3月に陽性者の受け入れを行いました。


 一般患者との導線を分けた有熱者外来を設け、次第に増えてくる患者の対応で、専用区画が専用病棟に拡大されていく様子を丁寧に説明してくださいました。


 新型コロナはコワイという思いは、さまざまな形で表れました。
 一度使った患者のシーツなどが廃棄されていた、働く看護師が辞職圧力を夫などからかけられた、子どもの保育園登園を断られた、タクシーで病院への運行を拒否された、徳洲会で治療を受けただけで周辺医療機関からの受け入れを拒否された、亡くなった感染者の葬儀社がみつからない…感染の実態がわからないときの病院に対する厳しいリアクションは、やはり驚きでした。


 しかし、そうした中でも、たくさんの応援の手紙が届き、職員通路に掲示され励まされたそうです。
 最後は、あらためて、基本的な対策をそれぞれがとっていくことの大切さを強調されていました。


 ウィズコロナは、「見えない不安の中での生活」から「見える不安の中で、不安と冷静につきあう生活」、みんなでがんばりましょう。
 最前線の医療関係者への敬意と感謝を記しておきたいです。