子どもを地域で育てるヒントが!

 市民提案型共同事業のあっとほーむ主催の勉強会、「子どもが”伸びる”関わり方」が、13日、生涯学習センターで行われました。
 講師は、38年間48人の支援が必要な子どもを担当してきたという木藤正博先生、そうした経験を活かし、子どもへのかかわり方ついてのご講演を各地でされています。
 まず、木藤先生は、子どもの成長にとって、おっぱいをくれ、おしめをかえてくれたお母さんの言葉の影響が大きいといいます。お母さんが、お父さんや学校の先生を素晴らしいというと、子どもはそう思うし、逆もまたそう思ってしまうといいます。とくに、夫婦げんかは絶対に子どもの前でしてはだめ!
 子どもの良いところをどんどんほめると、子どもは良いことをする。しかし、悪いことをしたときにおこると、注目されていると思うからもっとやるようになる-ではどうしたら良いのか?木藤先生は、しらんぷりをする、そうしたら悪いことをしなくなるといいます。
 昔は、悪いことをしたらじいちゃん、ばあちゃんが「そんなことしたら、お母さんが悲しむよ」とやさしく諭してくれました。近所のおじさん、おばさんが「おかしいよ」と注意してくれました。周りのかかわりも大切ですね!
 「がんばってね」ではなく「がんばってるね」、いまを認めることの大切さ、認める言葉かけが必要。これは、親としても言葉の準備が必要ですね。
 落ち着かない子どもが教室で歩き回る-子どもはイライラする気持ちを抑えようとウロウロする、どれくらい歩いたら落ち着くのか?わかるまで歩かせてあげたらよい、そうするとそろそろ席に着くというタイミイングがわかりはじめ、どうしたらがまんできるかがわかり、力の抜き方を覚えていく…周りが無理やり押さえつけようとして障がいをつくってしまっているのではないか?木藤先生の言葉は重く感じられました。
 子どもは地域の宝、みんなで育てるということのかかわり方が少しわかった気持ちがしました。
 木藤先生、また小郡でのご講演をお願いいたします!!