7月14日(土)インクルーシブな避難所を

 第38回小郡市同和問題市民講演会が、14日、文化会館大ホールで開催されました。
 講師は、熊本学園大学の花田昌宣教授で、「一人ひとりが輝く社会のために~被差別部落、水俣病、熊本地震をめぐる人権保障~」という演題でした。
 高校時代の部落差別事件の経験の話から始まり、水俣病を差別と人権の課題としてとらえ、差別の問題を具体的にお話し下さいました。
 そして、自らも被災者となった熊本地震の体験、熊本学園大学が障がいのある人も介助の必要な高齢者も「どなたでもどうぞ」と受け入れを行った避難所のことに触れられました。避難所は地域の縮図として、地域の様々な人たちがいて、その人たちが避難してくる、そこに、地域に暮らす障がいのある人がいることを考えれば、排除・隔離しないということは当たり前のことと…、「要配慮者」「要援護者」も地震が起こる前までは、地域生活者であったという視点は、今後の避難所のあり方を考える上で、大きな気づきとなりました。