5月12日(日)帚木蓬生先生がふるさと文化大使に就任!

 作家・精神科医の帚木蓬生先生が、12日小郡市のふるさと文化大使第1号に就任してくださり、就任式と記念講演会が行われました。


 帚木先生は、1947年小郡市生まれ、明善高から東大仏文科卒業後、TBSに就職。退職後、九州大学医学部に学び、精神科医に。長年、朝4時に起床し、2時間4枚の原稿を書き、1年に1冊というペースで作品を書き上げ、吉川英治文学新人賞、山本周五郎賞、柴田錬三郎賞、新田次郎文学賞、吉川英治文学賞、中山義秀文学賞など多数受賞されています。


 帚木先生は、社会的に日の当たらない人たちの悲しみや理不尽に対する怒り、歴史に記録されることのない人々の営みを描き出すことが、ファンの支持を得ている理由のひとつと思います。
 とりわけ、久留米藩三部作「水神」「天に星 地に花」「守教」については、地方に、庶民に、光を当てたもので、その時代の空気感が伝わってくる作品です。

 

 市内外から文化会館大ホール満員となったご講演では、久留米藩三部作や、元寇をテーマにした「襲来」の歴史背景などについてお話をいただきました。


 また、ふるさと文化大使ご就任に合わせ、市図書館内野田宇太郎文学資料館展示室で、「帚木蓬生 久留米藩三部作」と題した企画展を行い、「守教」「天に星 地に花」の直筆原稿や、描く作品を制作するための構想のメモ、登場する場所の紹介などを展示しています。「守教」については、大刀洗町立図書館に、「天に星 地に花」では高松家のみなさんに、ご協力いただきました。


 帚木先生には益々ご活躍いただきますように、市民挙げて応援いたします!!

 


 ◇ 企画展は6月11日(火)まで、

   職員によるギャラリートークは5月16日(木)、25日(土)、6月1日(土) 14:00~14:30に開催します。

 

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