4月29日(月)九歴の新元号特別講座に受講者殺到!

 新元号「令和」決定記念特別講座「大宰府と万葉集―大伴旅人・家持と梅花の宴」が29日大宰府研究の拠点である九州歴史資料館で開催されました。
 たくさんの受講希望者で、改装したばかりの展示室と、その講演映像を流す研修室で対応するほどの高い関心ぶりでした。


 新元号「令和」の出典となった『万葉集』の「梅花の歌三十二首」序文から、「梅花の宴」主催者である大伴旅人が漢籍の知識が深いことがうかがえること、菅原道真の左遷イメージが強い大宰府ですが、大伴氏の代々の歴史を見ると大宰府着任は自然なことであること、「梅花の宴」は大宰府や西海道の官人32人が和歌を詠んでいますが、これだけの詠み人を集められるのは京と大宰府しかないこと、旅人邸は、坂本八幡神社周辺説のほか、月山東区官衙跡説、榎社周辺説があることなど、松川博一学芸員が丁寧に解説してくれました。


 「令和」から大宰府や万葉集、九州の歴史とさまざまな光が当てられることは本当にうれしいことです。
 帰り際には、古筆学・日本書道史の権威である九州国立博物館の島谷弘幸館長が書かれた「令和」のすばらしい書にご案内いただきました。

 

 みなさんも、九歴に行かれるときはぜひご覧ください!

 

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