3月4日(日)明治維新150年、凌雲先生への思いを馳せます

 第15回高松凌雲記念かきぞめ大会表彰式が、4日七夕ホールで行われました。
 顕彰会では、毎年、小郡市・古飯出身の徳川15代将軍の奥詰医師、高松凌雲先生の功績を顕彰する活動として、小郡市・大刀洗町・北野町の小学生を対象に、かきぞめ大会を行っています。
 凌雲先生が志を持って久留米藩を出た「立志」、猛勉強の末、徳川15代将軍の慶喜公に医師として仕え、パリ万博で渡仏して「博愛精神」を学び、箱館戦争では、敵味方分け隔てなく治療を行った日本初の赤十字精神の実践を行い、維新後は、「人道」主義を貫き、貧民医療を行いました。
 かきぞめ大会は、こうした「立志」「博愛精神」「人道」などの言葉を書き、その言葉から凌雲先生の精神を伝えていこうという意義深い活動です。
 ことしは、明治150年にあたり、『西郷どん』が大河ドラマで取り上げられています。
 西郷さんは、京都や大宰府などへ薩摩街道を上るときに、小郡市の今とあまり変わらない景色を維新・激動の世の中で、どのような思いで見ていたかを想像すると、歴史が身近に感じられます。一方で、凌雲先生が、この旅立つ故郷の景色がどのように見えていたのかを想像すると、また異なった時代の空気を感じることになります。
 来年は、凌雲先生が、箱館戦争での日本初の赤十字活動を行って150年です。