7月13日(月)公共施設利用の制限緩和にあたって

 日本国内での新型コロナウイルス感染者がことし1月に確認されてから半年となります。
 小郡市民ひとりひとりのご理解と努力により、日常の生活や経済活動、子どもたちの学校生活も、新しい生活様式の中で元に戻りつつあることに、心から感謝申し上げます。


 さて、国の基本的対処方針を踏まえ、新型コロナウイルス感染拡大予防策として、市としては、各公共施設の利用について一定の制限をしてきました。


 とくに、高齢者の新型コロナウイルスの感染は重症化しやすいことから、コミュニティセンターなどでのサークル活動についてはとくに注意を呼び掛け、囲碁、将棋、健康麻雀、コーラス、楽器演奏、料理教室などについては、活動休止をお願いしてきました。
 しかし、長い自粛生活により、こうした社会的な交流を促す文化・スポーツ活動の習慣が長期間途切れることは、認知症をはじめ心身の健康に影響を及ぼすことが心配され、再開を求める市民の皆さんからの声がたくさん届いていました。


 感染状況を確認しながら段階的に社会の活動レベルが国内で引き上げられていく中で、このたび、とくに活動制限をお願いしてきたサークル活動についての再開を呼びかけることにいたしました。


 しかし、東京都では新規感染者数が連続して200人を越え、感染経路不明、あるいは重症化が懸念される年齢層の感染者数も徐々に増えています。感染する場所も接客業だけでなく、その他の職場や家庭へと拡大しています。
 福岡県でも、感染が広がる兆候が出ており、小郡市での感染がいつ起きても不思議ではない状況です。
 さらに、接触感染、飛沫感染とされてきた感染経路について、世界各国の研究者から、空気感染の危険性も指摘されています。


 3密を避ける、人と人との距離を空ける、マスクをつける、こまめな手洗いを行う、これまでの感染対策のさらなる徹底を地道に続け、さらに、それぞれのサークル活動の特性に配慮しながら、可能な限り、感染の危険性を下げる工夫をしていただくようお願いいたします。


 さまざまなシーンでの「新しい生活様式」を市民のみなさんと一緒に作り上げていきたいと考えています。

 どうぞよろしくお願いいたします。