3月23日(土)松崎の新しい歴史を創る

 旧松崎旅籠油屋の落成式が23日行われました。

 江戸時代に建てられた旅籠油屋、宿として使われなくなった後も芝居小屋や食堂として、さまざまな形で人々から愛され続けてきました。


 平成3年、台風の被害により屋根を破損した油屋は解体の危機に瀕しますが、松崎区を中心とした地域の力で、建物の保存へと動きました。

 建築に際し、設計を担当してくださった文化財建造物保存技術協会や、復原を担当した株式会社島崎工務店はじめ、関係者に感謝を申し上げます。

 

 落成式では、建物の特徴について解説され、映画やテレビ時代劇に出てくるような大階段、かまどの煙を外に逃がすための格子の壁、弾力があって割れない三和土、湿気を調整できる壁、秘密の文書などを隠すための隠し箱…建物がさまざまな情報を伝えてくれます。

 

 「見る人の数が建物の寿命を決める」という言葉が紹介されましたが、まさに市内外から多くの方に見て欲しい、さまざまな活用の企画を皆さんと考えたいです。
 幕末江戸から明治、大正、昭和、そして、平成、さらに新しい時代へ、松崎から賑わいの再興を!!

 

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